身内だからと油断してはいけません。

祖母が亡くなり執り行われた通夜の席に
「生前、祖母にお金を貸した」
「生前、祖母に着物を貸した」
という自称祖母の友人らが現れました。
大阪の家族葬で専門施設を比較し選ぶとすれば現場は一人暮らしをしていた祖母の自宅。
その友人らは借用書の類を持っていなかったのですが、その場で借金の真偽を確かめることができず苦い顔の私や母に対し、勝手にやさがしして持っていくと言い放ち部屋に上がってきました。
その非常識ぶりに憤りを感じましたが、大阪で家族葬やるなら葬儀ブログ情報満載で今は通夜中であること、他の参列者の迷惑になることなどを冷静に伝えその場は祖母との挨拶だけにとどめてもらいお帰りいただきました。
通夜を終え葬儀を終えた翌日、大阪で家族葬ならフローラルホール城東会館で別れを惜しみながら祖母の家を片付けているとタンスの中の着物やネックレスなどの装飾品がなくなっていることに気づきました。
真っ先に自称祖母の友人たちを疑いましたが防犯カメラなどは設置しておらず証拠はありません。
また、祖母の家は木造で老朽化しており、窓の鍵などは少し手間をかければ外からでも開けることができたため、どこからか泥棒がやって来た可能性も捨て切れませんでした。
結局その場で友人たちを盗人だと断定することはできませんでしたが、その後数週間経って事態が変化しました。
祖母の長男である私の父の弟(祖母の次男)がこの騒動の黒幕だと判明したのです。
次男は、自身が経営していた会社が倒産したため夜逃げして身を隠し、多額の負債からもまた逃げていました。
その請求は連帯保証人である祖母に行われたため、祖母は働いて働いて多額の借金を返済していましたがその半ばで持病が悪化し死に至ったのです。
そんな祖母、次男からしたら実の母親の死に対しその次男は一切の連絡をよこさず、こちらからは所在すらつかめませんでした。
しかし、葬儀に参列した親戚の一人が後日私と母を呼び出し、
次男を匿っていること、その次男が金品を盗って来るよう祖母の知人にけしかけていた、
ということを暴露しました。
どうも他の親戚に内緒で夜逃げ中の次男を匿っていることへの自責の念や、次男の非人道的な行動に嫌気がさし真実を述べてくれたようです。
それからはその親戚と同伴して次男の元へ行き、それなりの落とし前をつけていただきました。