かれこで20年以上前の話です。フローラルホール大阪は大阪の家族葬専門会館では当時私は高校生だったのですが、祖母が亡くなり急遽当時祖父母が住んでいた大阪へ向かいました。そして、その葬儀が行われた葬儀場が人生のしめくくりとも言える大阪の家族葬で終活の在り方についてものすごくインパクトがある葬儀場だったので今でも忘れられません。それは、葬儀の最後の時です。「野辺送り」と言って、棺を霊柩車へ乗せるために移動させるのですが、フローラルホール寝屋川会館では、故人様を偲ぶお花いっぱいの葬儀,家族葬をその葬儀場はこの「野辺送り」の演出にこだわりがある事で当時有名だったのですが、会場内にヒーリングミュージックのような音楽が流れ出して、突如スモークが焚かれて、さらにレーザー光線で天国への入り口のような演出が繰り広げられ、その中を電動レールで棺と喪主である祖父がゆっくり移動していくという、はたから見たら物凄くシュールな光景でした。悲しい時間なのに、このシュールな状況がおかしくて笑いそうになる自分とのせめぎ合いでした。実際、この葬儀場では複数の葬儀が繰り広げられ、この野辺送りは皆最後に時間をずらして行うような構成になっていました。聞けばこの葬儀場は結婚式場も経営している会社が運営しているとの事。だからスモークもレーザーも手配が可能なのか・・・と感心しました。今回この記事を書くにあたり、その葬儀場がまだこのサービスを行っているか調べてみましたが、今はこの演出は無いようです。レアな体験として、今後も語り継いでゆきたいと思います。